螳螂拳・八極拳から学ぶ中国武術への入り口

短期集中セミナー
「螳螂拳・八極拳から学ぶ中国武術への入り口」

 毎月2回の講習会を3ヶ月連続で開催、合計6回の短期集中セミナー方式で行います。このセミナーでは螳螂拳と八極拳という二つの門派を通して、中国武術とはどのようなものなのかを、どのように学び、どのように練習するのかを、実技を交えて紹介できればと考えています。

◆螳螂拳

 螳螂拳は清朝後期の中国山東省で生まれた武術です。螳螂とはカマキリのことですが、中国には昔から「螳螂の勇」という言葉があり、螳螂拳には肉食昆虫が獲物を捕食するときの攻撃性を拳に込めるという意味があります。また技術的には人間の心理、生理を巧みに利用した繊細な技法を駆使するため、身体の器用さを養成するのに適しています。

◆八極拳

 八極拳は河北省滄州の武術です。民国時代の中国では、中央国術館の正課となっていました。また満州国皇帝のボディガードを八極拳士が務め、戦後の台湾では軍隊や総統府侍衛隊(シークレットサービス)の徒手戦闘術に採用されたことでも知られています。重厚で力強いイメージが先行していますが、同時に独特の軽さ、柔らかさが要求されます。

 ここでは螳螂拳、八極拳と併せて、身体のバランスを調性し、動作の基礎を作る練功法を“健身功”として練習します。

 参加については、武術の経験の有無は問いません。まったくの初心者の方でも、他の武道、武術を経験されている方でも楽しめる内容となっています。

 また今回のセミナーは、一貫したテーマを持ちつつも、単発のセミナーとして毎回異なった内容で行います。ですから必ずしも6回通して受講しなければならないというものではありません。1回のみの受講、あるいは飛び飛びに何回かの受講でも問題ありません。各自の都合や好みに合わせてご参加ください。

 実技としては、螳螂拳ならば連三捶、八極拳ならば馬式冲捶といった基本中の基本の技法、それぞれの代表的な技法、套路(型)の中から抽出した連環技法などを教材とする予定です。

日時と主なテーマ

 516日(火)八極拳、523日(火)八極拳

 613日(火)八極拳、620日(火)螳螂拳

 711日(火)螳螂拳、718日(火)螳螂拳

 いずれも午後7時(6時30分受付開始)~930分(6月以降は一部変更の可能性があります。その場合はメールまたは「武術と情報」「倭刀術稽古会」HPで告知します)

 健身功は毎回行います。

会場 抱一龕(ほういつがん)道場(恵比寿)東京都渋谷区恵比寿西 2-11-4 B

企画・主催「倭刀術稽古会」
協力・「武術と情報」

講師  野村 暁彦

 1990年より台湾出身の武術家 蘇昱彰の学生となって中国武術を学ぶ。
1995
年より中国武術専門誌などで取材、執筆活動に携わる傍ら、武術稽古を続ける。
蘇昱彰老師から学んだ苗刀と日本の伝統剣術との類似性に興味を持ち、倭寇刀術の歴史資料などの調査を始めている。
「読売カルチャー」で蟷螂拳を指導しているほか、「倭刀術稽古会」を発足、苗刀の技法を中心に八極拳・蟷螂拳の技法を関連付けた独自の指導を行っている。

 共著に「中国武術大全」(学研)


参加費 13000(参加1回毎に会場でお支払いください)

 
 問合せ・申し込みは「武術と情報」HPhttps://watoujutu.jimdo.com/

倭刀術稽古会」HP http://katana-mugen.com/

の各「問合せ・申込フォーム」から必要事項を記入して送信してください。